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コラム

うつ病について

ストレス社会を反映して、最近では一年間に3万人以上の人が自殺で亡くなっており、自殺の大きな原因であるうつ病の対策は、現代における重要な問題の一つです。 うつ状態になると集中力が落ち、何もしたくなくなります。
この様なとき、周りの人が見たら怠けたようにも見え、「もう少し頑張ったら」といいたくなりますが、うつ状態の時には励ますのは良くないといわれています。 その理由は、うつ状態はストレスを克服しようと頑張って、脳がこれ以上頑張り切れなくなって疲れ果てた結果、無気力になっているからです。
「これ以上頑張ったら危ない」と脳が体に休むように命令した結果の生体反応といっていいのかもしれません。周囲の人も、励ますより温かい目で見守ってあげることが必要です。 うつ病は「心の風邪ひき」「脳の疲労」といわれます。風邪も疲労も休むことで必ず良くなります。
スランプは誰にもあります。
疲れた時にはあんまり頑張りすぎないで、あせらずに、眠れないときには安定剤を服用しても大丈夫ですから、休養を充分に取ってください。不眠症で悩んでいられるのなら、かかりつけの先生に相談してみるのもよいと思います。

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