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コラム

日本の医療制度を考える

わが国では高齢化により更に医療費がかかるのが心配されるため、医療保険の改定が時々行われています。
しかしながら他の国と比べて見ますと、日本の医療費は国内総生産に占める割合で見ると7.5%で、世界の18位にあり決して高くないということが分かります。
一方、日本の医療の水準は、WHOの健康達成度と健康寿命評価でみると1位とされ、この点を考えると日本の医療は安い医療費で高い効果を達成しているといえます。
イギリスでは手術を受けるのに1年位待たされるといわれ、アメリカでは加入している保険の種類によって、受診できる医療施設は限定されます。わが国の保険証1枚で好きな医療施設にかかれるということは、私たちは当たり前のこととして思っていますが、これも世界に誇れる優れた制度ということが出来ます。
若い人に比べて年をとると病気がちになり、約4倍医療費がかかります。 近年の少子高齢化を考えるとき、医療制度も修正が必要なのかも知れませんが、税金の使い方を再考して、患者さんの自己負担を増やさずに現状の医療制度を維持していくことは可能です。

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